2022年1/26(水)にWordpress5.9がリリースされました。
アップデートでは脆弱性、セキュリティの強化、、プログラム関係の不具合等の修正が行われます。
特にセキュリティに関しては超重要項目ですので、アップデートはするべきです。
ですが今回のアップデートで、中には困った事があった方もいるのではないでしょうか?
それは自動更新された事による、思わぬ不具合です。
対処の準備をする前に更新されてしまい、慌てたという事はありませんか?
今回はマイナーバージョンのアップデートでしたので、これに引っかかります。
デフォルトではWordPressのマイナーバージョンは自動更新設定となっています。
そのため、Wordpressを開いたら勝手に更新されて、レイアウトが崩れた!なんて事もありえます。
何の下準備もなくアップデートされてしまうのです。
本来は最悪の事態を考え、アップデートをするときは、サイトのバックアップを取って置くことがお勧めです。
今回はWordpressが勝手にアップデートしてしまわないための、自動更新停止の方法をご案内します。
次回からのアップデートに備えて参考にしてみてください!
●この記事を読むと分かること
・Wordpressのアップデートに関する豆知識
・自動更新の停止方法
WordPressをアップデートする時は、万が一の事を考えてバックアップを取っておきましょう。

WordPressのアップデートに関する豆知識

今回はマイナーバージョンのアップデートだったよ!
今回はマイナーアップデートだったので、大きめな変更と言うことが分かります。
それはどうやって見分けるのでしょうか?
最初にお話したようにアップデートでは、脆弱性、セキュリティの強化、、プログラム関係の不具合等の修正が行われます。
ここではちょっとした豆知識として、WordPressのアップデートの重要度が分かるポイントをお伝えします。
WordPressの現在のバージョンの簡単な確認方法
Wordプレスの管理画面に書いてあります。
「Wordpress5.9」「バージョン 5.9」と書かれているのが現在のWordpress使用バージョンです。
他にも確認方法はありますが、皆さんが1番見慣れている方法でご案内しました。
WordPressバージョンとは何?
「Wordpress5.9」のこの数字の部分がバージョンを現しています。
5.9にアップする1つ前のバージョンは「5.8.3」と数字が3つで表示されていました。



「5.8.3」を例に簡単に解説するよ。
メジャーバージョンとは
1番目の数字「5」の部分です。
1番の大型アップデートの部分です。
新機能やデザイン変更など、かなり根幹から変更されます。
マイナーバージョンとは
真ん中の数字「8」の部分です。
今回は「5.8.3」から「5.9」への変更なので、このマイナーバージョンのアップデートと言うことになります。
こちらはセキュリティの強化、、プログラム関係の不具合等の変更がメインです。
個人的にはこの変更が、最も重要と考えています。
セキュリティが関係している部分だからです。
ビルドバージョンとは
最後の数字「3」の部分です。
WordPressがチョコチョコ更新されると感じませんか?
殆どがこのビルドバージョンで微修正のためにアップデートされています。
WordPressはマイナーバージョンに自動更新機能を付しています。
今回はこの変更に当たったためWordpressが自動更新されたのですね。
自動更新の停止方法



今回は「Wordpressの自動更新停止」に限ってお話しするよ。
FTPを使い、対象ファイルをダウンロードし、そこに書き込んで設定します。
方法としては2つ、
今回ご案内するのは「wp-config.php」での設定です。
「functions.php」はテーマ内にあるファイルなので、テーマが更新されると上書きされる可能性があります。
その点「wp-config.php」は上位階層にあるので一度設定してしまえば、不具合がない限りは放置でOKなので、私はこちらの方法で行っています。
wp-config.phpファイル変更前に注意すること
ファイルを変更する際は、必ずバックアップを取っておきましょう。
また、ファイルを扱う編集は、思いがけないアクシデントに見舞われることがあります。
このようなカスタマイズは、自己責任のもと、作業を行ってください。
FTPを使ったwp-config.php編集方法
ファイルの置き場所は、Wordpress関連のディレクトリにあります。
「wp-content」フォルダ(テーマなどが入っているフォルダ)と同じ階層にあります。
ファイルのコピーを取って置くと安心です。
ファイルを開くと既に色々書き込まれています。
詳細は省きますが、今回のコードの記入場所は下の方に追加します。
「編集が必要なのはここまでです !」などのコメントがあればその前、無ければ
if ( ! defined( 'ABSPATH' ) ) {
define( 'ABSPATH', __DIR__ . '/' );
}
のような記述より上に記載します。
保存してファイルを閉じます。
実際に追加するコードは下記をご覧ください。
元あった場所にwp-config.phpファイルをアップロードします。
アップロードする前には、必ずアップ場所が合っているか確認をしましょう。
自動更新を全て停止にする
私はこの方法を取っています。
WordPress・テーマ・プラグイン全てに関して、自動更新を停止します。
現在はテーマ・プラグイン共に更新方法を選べる仕様になっていますが、私は確実に確認しながら作業を行いたいためこちらの設定にしました。
define( 'AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED', true );
WordPressの全バージョンに対して停止する
define( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', false );
WordPressのマイナーバージョンのみに対して停止する
define( 'WP_AUTO_UPDATE_CORE', minor );
今回のまとめ。自動更新の停止は簡単だった!
WordPressに限らずだったりするのですが、テーマでもプラグインでも、バージョンが変わると現状から比べ不具合が出てしまうことがあります。
WordPressでは、それぞれの情報が連動しながらサイトを構築しています。
そのバランスが崩れるとレイアウトが崩れたり、動かなくなったりなどの不具合が出てしまうのです。
WordPressプラグインの入れすぎ注意?!なんで?ダメなの?
自動更新は楽ですが、これらの不具合が出たときの修正をどうしますか?
時間の無いところでそれらを検証・修正していくのは少々過酷です。
いざと言うことを考えて、バージョンアップをする前はバックアップをしておく方が安心ですので、その時間も取りたいところです。
今回はその停止方法をご案内しました。
簡単に自動更新を停止状態にできるので、一つの案として考えていただければと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。